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コロナ危機だからこそ憲法・平和・権利を守れ

▲高知県中央メーデー

新型コロナ感染拡大が収まらないなか、工夫を凝らしながら全国でメーデー、憲法集会、平和行進がとりくまれました。労働者の権利と憲法、平和を守ろうとアピールした各地の様子を紹介します。

団結の力で賃金引き上げ 5・1メーデー

コロナ危機のなか、密を避け感染対策を行いながら、各地でメーデー集会が行われました。屋外での決起集会だけでなく、WEBやSNSを活用し、参加者が労働者の権利と職場要求を訴える工夫も行われました。

高知県中央メーデーでは、高知自治労連の岡上則子書記長が「医療・介護・社会保障に財源を回す政策に転換を」と訴えました。高知自治労連の仲間22人が、職場要求を書き入れ飾り付けた傘でアピールしながら、高知市内を行進しました。

長野県自治労連では、昨年に引き続き、各単組の宣伝やポスターの掲示、集合写真撮影などにとりくみ、機関紙で写真を寄せ合って、互いに励まし合いました。

憲法改悪許すな 5・3憲法集会

岩手自治労連は、憲法記念日の5月3日、「9条改憲NO!全国市民アクション岩手の会」が主催する「5・3憲法集会inいわて」に参加しました。

集会は全体で150人の参加があり、達増拓也岩手県知事や立憲野党からの連帯メッセージが寄せられました。

記念講演で麦倉哲岩手大学特命教授が、ホームレスの調査や戦時下の沖縄戦犠牲者の聞き取りに携わったことに触れ、日本社会でつくられた「命の格差」を痛感したことを語りました。麦倉氏は、人の生存や生命すら軽視する自民党政治を打破し、「憲法がいかされた、すべての人が幸福にくらせる日本を取りもどそう」と呼びかけました。

核兵器廃絶の実現訴え 国民平和大行進始まる

核兵器廃絶の実現をめざし、世論を広げる国民平和大行進が始まりました。8月の原水爆禁止世界大会に向けて、各地で行進やスタンディングなどが行われています。

5月24日に静岡市内で平和行進スタンディングが行われ、全体で約50人が集まり、静岡自治労連3人、静岡市労連3人が参加。スタンディングでは、静岡県平和委員会が県と静岡市に「核兵器禁止条約への調印(署名)・批准・参加を日本政府に求める意見書」採択などについて要請したことが報告されました。

現在、意見書は全国560自治体で採択されています(4月14日現在)。

▲長野県自治労連の機関紙より

▲北九州統一メーデー

▲岩手憲法集会パレード

▲静岡平和行進スタンディング

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