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こんなときだからこそつながりたい 青年未来づくりプロジェクト 青プロ再始動

▲グループに分かれて言葉当てゲーム。自治体を越えて交流する近畿ブロックの青年

2022年に本番を迎える「自治労連青年未来プロジェクト(青プロ)」のプレ企画が各地方ブロックで行われました。地方組織や単組を中心に集まり、オンラインでつながった参加者どうしで、職場での経験や悩みを交流し、自治体をとりまく情勢や組合活動なども学び合いました。近畿・東海北信・九州の各ブロックのとりくみを紹介します。

オンラインでも学び、楽しみ、元気をもらった

近畿ブロック

青年部主催で「青プロプレ企画~オンライン交流会」が6月27日に開催され、31カ所をつなぎ、44人が参加。来年の青プロ本番に向けて、参加者でグループトークやゲームなどで学び、楽しみ、交流しました。

グループトークでは、「テレワークや在宅勤務ができる仕事ではない」「データの問題や機材など、環境整備がないまま、在宅勤務や振替休暇を指示された」などの参加者から意見が相次ぎました。

一方、「度重なる緊急事態宣言などで情報が混乱するなか、組合から休暇や残業などコロナ禍での勤務ルールについてニュースで知らせてくれた」と労働組合に期待する声もありました。

また「さまざまな不安を抱えながらも、みんながんばっているとわかった。集会に参加してもらえてよかった」などの感想が寄せられました。

住民のいのち、くらしを守る職員の姿に感動した

東海北信ブロック

7月10日に「東海北信ブロック元気集会『あおぷろ』CONNECT~コロナとわたし~」が開催されました。

全体会では、100人以上が参加。コロナ禍で奮闘しているエッセンシャルワーカーや観光業で働いている地域住民のインタビュー映像を見て、各県ごとに交流。「住民のいのちやくらしを守るために働く職員の姿に感動した」「どんな状況でも働きやすい環境をつくっていくために労働組合があることがわかった」など多くの意見が発表されました。

全体会後は各県やエリアごとに独自企画を行いました。静岡では、「なあ?みんなならどうする」ゲームを実施。さまざまなシチュエーションにどう対応するか単組ごとに答えを出し合い、ユニークな回答に笑いがあふれました。また、富山・石川・福井の仲間は合同で「職場や組合でのSNS活用」を学び、感想を投稿し合うなど充実した企画となりました。

▲感染防止対策をして白馬村に集って参加した長野県自治労連の青年

▲独自企画も楽しんだ静岡自治労連の青年

労働組合でよりよい職場と社会へ変えることが大事

九州ブロック

5月から7月にかけて全5回の連続講座(労働学校)で交流しました。

初回から第4回までは、下関市立大学の関野秀明教授を講師に、「賃金と働き方改革」「最低賃金」「賃金と社会保障の関係」など労働者の権利や日本社会が抱える課題を学習。関野教授は第4回講座で「労働者政党と労働組合が社会を変える」と題して、よりよい社会と職場へ変えるには、労働組合の役割と政治参加が重要と訴えました。

第5回目となる7月25日は、中川悟臨時中央執行委員(元自治労連書記長)を講師に、自治労連がかかげる「民主的自治体労働者論」を学びました。

参加者からは「大企業優遇が国の一貫した政策であるという関野先生の主張はとても共感できた」「少子化の原因でもある低賃金、不安定雇用を是正するためにも、労働組合が最低賃金引き上げを求める必要性を感じた」など感想が寄せられました。

▲講師の関野秀明教授(左上)の講義を聞く九州ブロックの青年

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