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医療・公衆衛生の拡充待ったなし!

自治労連が緊急記者会見

▲厚生労働省で緊急の記者会見を行う自治労連(8月6日)
保健所・病院の増設と医療体制充実求める声

自治労連は、8月6日に「住民のいのちとくらしを守りきりたい 待ったなし!医療・保健所・公衆衛生の拡充!」をかかげて緊急の記者会見を行いました。

記者会見では、現場の実態と声を報告しながら、昨年末からとりくんだ医療・公衆衛生の拡充を求める「いのち署名(ハガキ版)」に寄せられた733人のコメントから一部を紹介しました。ハガキには「保健所の大切さがよくわかった。統合や数を減らしたら、コロナのような感染症が広がってきた時、対応できないことになってしまった」のほか、保健師・医療従事者の増員や保健所・病院の増設や医療体制の充実を求める声が多数ありました。

病床なく搬送受け入れできず、職員も限界

事前に聞き取りを行った保健師からは「これまで1人1時間かけていた疫学調査を15分で切り上げざるを得なくなっている。1日30人入院調整しても、3人しか決まらない」「新人も駆り出され三連休もほぼ全員が出勤。36協定特別条項80時間は超えているが申請する時間もない」との切実な声が寄せられました。

看護師からは「疲弊している職員も多く忍耐の限界だ。精神的理由やストレス、持病悪化で休職となる職員もおり、欠員状態で勤務シフトを組んでいる。救急搬送の要請が入っても、病床がなく搬送を断わるというつらい状態」「新たな専門施設を開設して、医療従事者を拡充するための方向転換が必要だ」「政府が1年半以上も有効な対策を取ってこなかったことがこの事態を招いている。保健所・医療機関の拡充は待ったなし」と訴える声がありました。

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