子どもと職員を守れ
コロナ対応で緊急要請
▲要請後の緊急記者会見(大阪)
子どもたちへのコロナ感染が広まるなか、子どものいのちを守るため、保育・学童保育の仲間が職場改善などを求め要請を行いました。
いのち守る保育体制と施設・基準の改善を
大阪
大阪自治労連は、9月9日に大阪保育運動連絡会、大阪保育研究所とともに大阪府へ緊急要請を行いました。保育所・こども園などでコロナの感染拡大がすすみ、臨時休園・家庭保育(登園自粛)要請が広がるなか、府に対し、①臨時休園等への対応、②感染急拡大への対策、③安全・安心な保育の実現、について訴え、保育体制の抜本的な強化と確保を求めました。
要請後に記者会見を行い、大阪自治労連保育部会から保育士がオンラインで参加。「感染対策は現場の努力では限界」「活動の制限ばかりで必要な保育ができていない」「支援が必要な家庭で感染者が出た場合、手立てが途絶えることになり心配」など実情を訴えると、当日のニュースや新聞で報道され、注目を集めました。
密で感染リスク高い環境改善は急務
千葉
千葉県学童保育指導員労組連絡会は、8月30日、千葉県子育て支援課にコロナ対策について緊急要請を行いました。
要請では、指導員へのワクチン接種の状況、物理的に密接が避けられない室内環境や食事の様子、感染者が発生した際に現場での対応に混乱があることなどを伝えました。そして県に対して、①指導員のうち希望者への早期のワクチン接種や感染防止対策の充実、②職員や児童で陽性者が出た時の統一的な対応基準を示すよう求めました。
また、全国的にもすぐれた「千葉県児童クラブガイドライン」を復活させ、「密で感染リスクが高い学童保育の環境について、県として大幅な改善に向け努力してほしい」と訴えました。
▲要請書を手渡す千葉県学童保育指導員労組連絡会の仲間(左)