すすむ非正規公共81 職場をまわり、アンケート配布
香川公務公共一般労組 香川県事務所
▲アンケートを持って職場を回りました
香川公務公共一般労組は、高松市本庁で働く会計年度任用職員に対して、組織化の足掛かりをつくるために「働くみんなの要求・職場アンケート」にとりくんできました。
アンケートの配り方について、当初は出勤前や退所後の門前配布を考えましたが、「だれが会計年度任用職員なのかわからない」といった意見が出されました。そこで昼休みに生命保険の営業員のように職場を回って配布することにしました。
事前に市の担当課で趣旨を説明し、手続きも行いました。手分けして職場を回り、2日で約500人の会計年度任用職員の方にアンケートを配布することができました。これまでに42通のアンケートが返ってきており、「声を聞いてくれるところがなかったのでうれしい」といった声や職場の不満や問題などを自由欄に書いているものもありました。
そして、アンケートの返信とともに3人から「組合加入を検討したいので話を聞きたい」という返事も返ってきました。そのうち1人にドキドキしながら電話をすると反応も良く、「家に来てもらえますか」の返事があり、自宅を訪問することになりました。対話するなかで思いが伝わり、組合加入が実現しました。アンケートや対話のなかで、来年4月から一部民営化が導入される市民課では正規職員・非正規職員ともに不安が広がっていることがわかりました。
香川公務公共一般労組では、今回の組合加入をきっかけに組合員の大幅増をめざし、さらにとりくみをすすめていきます。