住民の声を集めて図書館直営を守ろう
岡山・倉敷市職労
▲11月27日に行われた「倉敷市の『図書館の未来』を考えるシンポジウム」
岡山県倉敷市では、長く直営を維持してきた市立図書館をはじめとする各施設の民営化がねらわれています。倉敷市職労は、市民団体「私たちの図書館の未来を考える会」とともに図書館の直営を守るため署名などのとりくみを始めています。
倉敷市では、「倉敷市行財政改革プラン2020」が発表され、2022年度末までに民営化を含む図書館の運営方針が議論されています。
倉敷市職労図書館協議会では、「公立だからこそ、専門性が維持できる。住民のために直営を守ろう」と、昨年5月には市への要望書を提出。8月には市議会各会派を訪問し、直営継続への理解と協力を訴えました。
「未来を考える会」の結成、署名呼びかけ
住民からも直営図書館の継続を願う声が集まり、市民団体の準備会やシンポジウムが実施され、倉敷市職労も参加してきました。
11月27日に「私たちの図書館の未来を考える会」が結成され、署名用紙も作成されました。職場や地域で署名をすすめるなかで、「ネット署名もやろう」と広く呼びかけることになりました。
住民に応えてきた司書の仕事に誇り
この間、自治労連岡山県本部でも県内の仲間を集め、「図書館連絡会」をつくり、倉敷市職労のとりくみも紹介するなど情報共有も始めています。
倉敷市職労の景山美香書記次長は「25年ほど前から、司書職員の正規採用が凍結されている。労働組合では、司書の正規採用再開を訴えてきた。現場の仲間は利用者の要求に応えてきた司書の仕事に誇りを持って働いている。署名や声を集めて直営を守りたい」と決意を語りました。
▲ネット署名(QRコード)