すすむ非正規公共85 リモートいかした組織拡大を
福井県事務所 ふくい公共一般労組
▲5月の説明会に向けチラシの準備をするふくい公共一般労組
ふくい公共一般労組は、2月26日に、会計年度任用職員制度とケア労働者の賃上げ問題について、リモート説明会を開催しました。
すべての関係者に問題の状況が届くようにしようとカラーのチラシを作成し、福井県下すべての保育所、認定こども園、幼稚園、学童保育施設へ郵送(583通)。また、職場の問題を知ってもらうため、つながりのある地方議員にも送付しました。チラシにはLINEの友だち登録用QRコードも付けるなど、参加しやすい工夫をしました。
説明会には組合未加入者や議員を含め16人が参加。敦賀市の参加者からは、「組合員の仲間を増やして力関係を変えたい。同じ職場に組合員がいることが力になる」などの意見が出されました。
その後、敦賀市では組合が要求していたこともあり、補助金を活用して公立正規・非正規保育士、児童クラブ職員について月額平均9000円の賃上げが実現しました。
また、福井市のある児童館長(指定管理の職員)から、「児童クラブに働く職員の賃上げのため、説明会に参加したかった。詳しい内容を教えて欲しい」とメールが届き、早速訪問し懇談。「職場アンケートなどで声を聴き、要求実現のため、この機会に労働組合をつくることが大事だ」と伝えると、「協力したい」と理解を得ました。
説明会の教訓と成果を踏まえて、「今度は北陸3県規模で開催しよう」と、5月14日に説明会を予定しています。リモート説明会をいかして、各地での要求実現活動と組織拡大をすすめていきます。