〔89〕渓流から磯まで四国西南端の釣り人
2022年4月号 Vol.581
渓流から磯まで四国西南端の釣り人
高知・大月町職労 吉福(よしふく) 一真(かずま)さん
▲84センチのブリと喜びいっぱいの吉福さん
吉福一真さんは税務課から異動し、現在は建設環境課配属です。河川・道路・橋梁などの土木とごみなど環境全般を扱っています。
そんな吉福さんは大の釣り好き。吉福さんの釣りへの思いをうかがいました。
自然に溶けこんで渓流釣り
生まれは隣の宿毛(すくも)市。大阪の大学を卒業して民間に就職後、両親の出身地である大月町に来ました。
釣りを始めたのは4歳の頃です。近所の駄菓子屋さんで棒ウキ、糸、ガン玉(おもり)、針のセットを100円で買い、拾った竹に結んで小魚を釣っていました。
現在住んでいる地域でアメゴが釣れることがわかり、去年から本格的にねらっています。6回の釣行でボーズ(釣果ゼロ)はなく、楽しめました。ヤマメ・イワナもいるようです。渓流釣りは、源流に入っていき、崖を登ったり、川に浸かったりと危険もともないますが、その分、普通の人が入ってこないので、釣れやすい面がありますね。携帯電話の電波が届かないため、自然のなかで日頃の疲れが癒されます。
豪快な磯釣り 大きな夢を釣り上げた
磯釣りは8年前から始めました。おもにグレをねらっていますが、大月町の磯ではシマアジやモンズマなど高級なゲスト(注)が釣れることもあります。私の磯釣りスタイルは、ウキ釣りではなく沈め釣りなので、魚がかかるとダイレクトにアタリが感じられ、タイミングよく竿を大きくあおる時が醍醐味です。50センチを超えるグレを釣ってみたいです。
大月町の小規模な大会で一度優勝したことがありますが、もっと大きな大会に参加できたらいいなあと考えています。
組合活動は趣味を活かして
高知自治労連主催の磯釣り大会では昨年から実行委員をしています。26回目になるはずだった今年の大会はコロナ感染拡大により昨年に続いて中止。残念でなりません。楽しみは次回にとっておきます。
大月町職労では書記次長です。なかなか役に立てませんが、およそ20年ぶりの全組合員対象の大運動会や、地域を知ってもらうための新入組合員対象のフィールドワークなど、企画したことを組合活動として実行に移していくのは楽しいです。
(注)ねらっている本命以外が釣れることを「外道が釣れた」と言うのですが、海釣りでは「外道」の方が高級魚のときがあるので、私は「ゲスト」と呼んでいます。
▲吉福さんが訪れた四万十市内の渓流。釣り人も自然の一点になります
▲磯釣り風景