〔103〕アイスホッケーで子どもたちと成長したい
2023年8月号 Vol.597
アイスホッケーで子どもたちと成長したい
北海道・根室市労連 中川(なかがわ) 裕介(ゆうすけ)さん
▲ユニフォーム姿の中川さん
北海道最東端の根室市は、豊かな自然や水産資源に恵まれた水産都市。市民環境課に勤務する中川裕介さんはアイスホッケーを始めて4年です。
アイスホッケーとの出会い
2018年度に根室市に入職後、根室市役所アイスホッケー部に所属していた上司から誘いを受け、部を見学したことが始めるきっかけになりました。「競技は知っていましたがやったことがなく、ルールもよく知りませんでした。自分がやるとは正直全く思っていませんでしたが、実際に近くで見学してみるとすごい楽しそうで、やってみたいなと思いました」
こうしてアイスホッケーを始めた中川さん。やってみると予想外や驚きも多く、その一つがアイスホッケーリンクを自分たちで野外につくることでした。「秋ごろから徐々に準備を始めて冬に水をまき、リンクをつくります。このことはあまりイメージになく驚きました。大先輩の方々がこのリンクの土台をつくってくれたので、それに比べたら私たちの作業はまだ楽です。非常に感謝しています」
みんなと一緒に成長を
中川さんはこれまでアイススケートもほとんど滑ったことがなく、一からのスタートでまだまだ勉強中ですが、今、重大な役割を担っているとのこと。それは根室市のアイスホッケー少年団のコーチです。
「ルールもあやふや、技術面も追いついていないので難しいかなと思っていました。でも、いろいろな方から教えてもらったことや、勉強していくなかで自分が気づいたことを伝えることで、子どもたちの成長につながるならと思い、引き受けました」と笑顔で話します。そして「先輩コーチを始め、アイスホッケー歴が僕より長い子どももいて、学ぶことが多々あります。子どもたちからプレーについての質問を受けて、意識していなかった改善点に気づくこともありますし、自分の成長につなげられると思っています」
最後に中川さんは「今はまだ全てにおいてできることが少ないですが、子どもたちの成長をいっぱい手助けできる存在になりたいです」と決意を語ってくれました。
▲子どもたちの練習風景
▲手作りのアイスホッケー場