仲間を増やし、雇用の安定と要求実現を
誇りと怒りの3Tアクション集会
▲「仲間を増やし、雇用安定、正規職員と同じ休暇、賃上げをかちとろう~誇りと怒りの3Tアクション集会~」に100人以上が参加
13・2%の「年収の改善」 組合の効果明らか
会計年度任用職員の賃上げと処遇改善をすすめるため、9月7日にオンライン集会を開催。集会では、「ほこイカ2022アンケート」について、千葉商科大学の戸室健作教授が分析結果を解説。「アンケートに答えた組合員と非組合員の年収を詳細に分析したところ13・2%の差があり、組合員が高い。労働組合が賃金・労働条件に与える影響は非常に大きい」と指摘。「未加入ではあるが労働組合に関心を持つ層は、特にハラスメントの解決や病気休暇の有給化を求めている」と分析し、「こうした要求とマッチした運動を展開することが、組織拡大のカギだ」としました。
全国の経験と思いが詰まったリレートーク
リレートークでは13地方の仲間が発言。自治体当局との交渉を重ね、アンケートや署名を携えて職場訪問したことや新たに労働組合を結成し仲間を増やしたとりくみ、給与改定の4月遡及や勤勉手当支給を勝ち取った経験が報告されました。また、雇い止め撤回を求める裁判をたたかう決意を語る仲間もいました。
集会では、これまでの運動で総務省を動かし、最賃割れの是正や給与改定の4月遡及の実現、人事院に「再度の任用における公募要件」を撤廃させた成果を振り返りました。そして、新しい署名とアンケートを活用し「仲間を増やし雇用の安定とさらなる賃上げ、処遇改善を勝ち取ろう」と全体で確認しました。
▲千葉商科大学 戸室健作教授