メニュー

均等待遇で一歩前進 仲間を増やしてさらなる要求実現へ

広島市関連労組連絡会

▲同一労働同一賃金の実現をかかげてたたかっています

秋の賃金確定闘争が各地ですすんでいます。広島市関連労組連絡会に結集する各単組では、職場の声を集めて、「同一労働同一賃金を」「正規と同じ月数の『増額報酬(一時金)』と遡及を」と統一交渉をすすめ、外郭団体で働く嘱託職員の一時金増と4月遡及を勝ち取っています。

取り残される外郭嘱託 外郭運営にも影響

動植物公園や図書館など市の外郭団体には7つの単組があり、広島市関連労組連絡会に結集して、統一交渉をすすめています。

外郭団体の正規職員は広島市職労の交渉結果にほぼ準拠するため、連絡会の最重点要求は外郭団体の嘱託職員にも正規と同様に同月数の増額報酬(一時金)支給と4月遡及を勝ち取ることです。

この間、市の会計年度任用職員の待遇改善がすすむ一方で、外郭団体の嘱託職員は、理事者らが「適用法律が異なる」「財源がない」と勤勉手当支給も遡及も改善しないため、経験豊かな嘱託職員が他の職場に流れ、外郭団体の施設運営は困難を極めていました。

市庁舎宣伝に力を入れ過去最大の団結署名も

連絡会は、今年こそはと毎年1回の団結署名を2回実施。職場では思い切って部長にもお願いするなど、過去最高の1095筆を集めました。

広島市職労の支援のもと、市との交渉も増やし、市庁舎前での早朝ビラ配布では連絡会の役員がハンドマイクで「市の職員と同様に住民サービス最前線で責任を担う外郭の嘱託職員に同一労働同一賃金の実現を」と呼びかけるなど、運動を強めてきました。

4月遡及など次々に処遇改善を実現

9月に入ると広島市都市整備公社労組で嘱託職員の4月遡及、正規と同月数の増額報酬支給の回答。10月には広島市ひと・まちネットワーク労組や広島市文化財団労組で、11月以降も3つの単組で処遇改善の回答があり、大きく前進しました。

また、組合がない外郭団体でも「他で改善しているのだから当団体でも行う」とうれしい報告も。統一交渉の場でも、理事者側から「嘱託職員の日頃のがんばりに応えたい」と発言がありました。

「やっと一歩前進。まだまだ予算人員増などとりくみが必要だ」と連絡会は、すべての単組で処遇改善を勝ち取るまで、仲間を増やし粘り強く要求し続けます。

▲市庁舎での朝宣伝

▲11月20日に統一交渉する連絡会(写真奥)