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仲間を増やし勝ち取ろう大幅賃上げ

2025国民春闘スタート

▲自治体キャラバンで当局と懇談する千葉県本部(左)

25国民春闘がスタートしました。昨年の大幅賃金引き上げなどの成果を確信にして、さらなる賃上げをはじめ、職場要求、国民的諸要求の実現をめざしていきましょう。「対話と学びあい」をすすめ、職場で仲間を増やしていきましょう。自治労連千葉県本部とかごしま自治労連のとりくみを紹介します。

格差拡大を許さず賃上げで人員確保を 自治労連千葉県本部

キャラバンと交渉で地域手当を維持、改善

自治労連千葉県本部はこの間、地域手当見直しに対して「地域間格差が拡大し、人材確保にも逆行する」と地域手当の削減を許さないたたかいをすすめてきました。昨年9月から自治体キャラバンにとりくみ、33自治体と懇談。職員確保の状況、地域手当の引上げ、会計年度任用職員の待遇改善などを訴えました。

県内の各単組では粘り強い交渉で地域手当水準の維持をはじめ、東京と埼玉に挟まれた県北西に位置する野田市では現行の6%から4%に下がるところを、8%へと引き上げを勝ち取りました。県内の未支給地域については、来年度からは2%の地域手当が支給される見通しです。

当局を巻き込みながら賃金改善をすすめよう

自治労連千葉県本部の片山敦史委員長は「自治体キャラバンで各自治体を回り、県の市町村課にも要請してきた。情報を各単組と共有しながら、緊急署名などにもとりくみ、全体で運動を展開してきた」「地域手当の見直しは引き続き重要な課題であり、自治体財政などの学習をすすめ、春闘でも当局も巻き込みながら賃金改善をすすめていきたい」と話します。

だれもが希望と意欲をもてる賃金へ かごしま自治労連

賃金のしくみ学び交渉にいかしたい

かごしま自治労連は、1月15日にオンラインで春闘学習会「いまさら聞けない賃金(給料)の話!」を実施しました。

自治労連賃金権利局の嶋林弘一局長を講師に、賃金決定のしくみから「なぜ日本では賃金が上がらないのか」「春闘をどうとりくむのか」を一から学びました。

参加者からは「昇給昇格など基本的なことを学んだ。当局との交渉に活用したい」「8時間働いて、8時間休んで、8時間自由に使える文化的で最低限度の生活ができないといけない」と感想が寄せられました。

賃金制度に詳しい組合員を育てたい

かごしま自治労連の小柴健介書記長は「どの職場も忙しく、基礎的な学習が困難になっている」「交渉には人勧制度の問題点の理解や分析も必要。俸給表を基にしている外郭団体や最低賃金が影響する職場も多い。賃金制度に詳しい組合員を育てたい」と話します。

自治労連「だれもが希望と意欲をもてる、私たちの賃金プロジェクト」は賃金制度への関心を高め身近なものにすることも目的の一つとして、各地方組織や単組での学習活動を推進しています。この春、賃金制度を学んでいきましょう。

▲オンライン春闘学習会には与論町職の仲間など遠隔地からも参加がありました