非常勤職員の無期転換逃れ クーリング期間空白期間6カ月 廃止へ
大阪府職労・病院労組
大阪府立医療センターで働く非常勤職員の多くが1年ごとの契約更新です。労働契約法が改正された2012年、当時5年以上働いていた非常勤職員は希望者全員が無期雇用契約に転換されました。しかし、その時点で5年未満の非常勤職員や新たに雇用された非常勤職員は一部職種を除いて契約の上限を5年とし、5年を超えて更新する場合は6カ月のクーリング期間(空白期間)を設けなければならないとされていました(いわゆる「無期転換逃れ」)。
大阪府職労・病院労組では、一貫してクーリング期間の廃止と希望する非常勤職員の継続雇用および無期転換を粘り強く求めてきました。
府立病院機構は1月30日、大阪府職労・病院労組に対し、「クーリング制度を廃止する」と提案(実施時期は3月26日)。これによって全職種を対象にクーリング期間が廃止されるとともに、5年が経過しても雇用契約の更新が可能となり、更新後に希望すれば無期雇用契約に転換できることになりました。