70冊目 死んだ山田と教室
2025年新年号 Vol.614
70冊目
死んだ山田と教室
金子玲介/著
穂木高校2年E組の人気者山田が、夏休みに事故で死んだ。その3日後、席替えの最中に教室の四角いスピーカーから、突然山田の声が聞こえてきます。
「いくら男子校の席替えだからって盛り下がりすぎだろ」驚くクラスメートに山田は、「2Eのみんなとずっと馬鹿やってたいなっていつも思っているからそれでこうなったのかもしんないっす」と声だけ生き返った理由を話します。そこから始まる山田と2Eの友達のおかしくて楽しい学校生活。忘れてしまった高校生同士の何気ない会話、学校生活がいきいきとよみがえります。
ノリのいい会話が繰り広げられる新年のイチ押し本! ぜひ読んでみてください。
講談社 2024年5月
304ページ
定価:1980円(税込)