2022年11月号 Vol.588 声と力を合わせ要求実現へ 22秋季年末闘争 ~各地のたたかいから
機関紙『自治体の仲間』
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22秋季年末闘争が各地で始まり、学習会や要求書提出、交渉などが行われています。賃金引き上げや定年引き上げ、長時間労働や会計年度任用職員の労働条件改善などたくさんの課題に、アンケートや署名、宣伝行動などを広げながら要求実現をすすめていきましょう。
現場の切実な要求に応えよ アンケート結果を示し追及(総務省交渉)。人員確保、ケア労働者の処遇改善など要請・懇談(地方3団体要請)。各単組のとりくみが活発に 諸要求をかかげて10・14全国統一行動(岩手自治労連)。長時間労働規制を実現させよう いのち守る33(さんさん)キャンペーン(大阪府職労・京都府職労・京都市職労)
自治労連は改憲を許さず、憲法がいきる地域をつくるために「憲法大運動」をすすめています。10月23日にオンラインでスタート集会を開催し、憲法学習と憲法に関わる各地のとりくみ報告を全国の仲間と共有し意思統一しました。
「#いのちまもる 医療・社会保障を立て直せ! 10・20総行動」が10月20日、日比谷野外音楽堂で開催されました。
物価高騰が止まりません。10月1日に飲料・食品6500品目が値上げされ、今年だけで2万品目以上が値上げしました。さらに、来年1月の値上げを公表した企業もあります。
先月号に引き続き、10月1~2日に行われた第16回地方自治研究全国集会の2日目分科会の様子と参加者の感想を紹介します。今回学んだことを糧に、次回の全国集会に向けて各職場と地域で地方自治研究活動をすすめていきましょう。
山口非正規公共評の仲間が奮闘しています。障害者福祉施設で働く仲間のコロニー労組では、コロナ危機での収入減少などを理由として、2020年冬季から一時金の大幅な削減を強いられてきました。今年の夏季一時金交渉では、少しでも前進をはたそうと奮闘。粘り強く交渉を続け、職場の増員計画と一時金一律1万円の上乗せで妥結しました。
組合員および労働組合への差別や不利益扱い、支配介入は違法であり、「不当労働行為」として禁止されています。憲法と労働基本権は、労働者が安心して働き、組合活動に参加することを保障しています。
国の「地方政治の広域化政策」がすすめられるなか、奈良自治労連が事務局として参加する「奈良市の水道問題を考える市民フォーラム」は県域水道一体化に反対しています。地域での宣伝や署名活動をすすめ、9月3日にはシンポジウムを開くなど市民との共同を広げてきました。奈良市長は県域一体化に「不参加」を表明するなど、大きな成果につながっています。
全国各地で自然災害が起こり、被害が広がっています。とくに8月の東北・北陸地方を中心とした豪雨は農業を直撃しました。また、9月の台風15号による被害は、静岡市を中心に浸水被害や断水など住民のくらしを直撃し、今も復旧復興がすすめられています。
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