【シリーズ139】「レセプションが本番」今年も魅せます
2012年3月号 Vol.460
茨城・古河(こが)市職労 女子バレーボールチーム
「レセプションが本番」今年も魅せます
昨年の「第23回自治労連全国バレーボール大会」のレセプション。衝撃的なパフォーマンス「レディー・コガ」で会場を圧倒した古河市職労女子バレーボールチームを訪れました。 午後7時30分過ぎ、底冷えする体育館に仕事帰りの部員が次々と到着、この日の練習には部員18人のうち11人と小学生の子どもも2人参加していました。 8時過ぎに練習開始、バシッというボールを叩く音とともに、元気な笑い声や励ましが響き、体育館に徐々に熱気がこもり、練習は9時半まで続きます。 このチームは、学生時代からの経験者はごくわずかで、昨年4月にバレーボールを始めたばかりの若い部員も2人。経験者が初心者を指導しながら、チームワークを大切に、楽しく励まし合いながら練習している様子がうかがえます。 若い部員に「夜遅くまでの練習はつらくないですか」と聞くと、即座に「楽しいし、ストレス発散にもなります」と元気な答えと笑い声。「全国大会は試合より、レセプションが本番!」と言ってはばからない楽しいチームの姿を垣間見た思いです。 でもそんなチームになるのに苦労もありました。 古河市は、2005年に旧古河市と三和・総和の2町が合併した人口15万弱の市。合併で市域が広がり、練習会場まで1時間近く、部員がそろうのも8時頃に。また旧自治体ごとに練習方法も違う状態から新しいチーム作りが始まりました。 キャプテンの金城歩(きんじょうあゆみ)さんは、理学療法士として障害者のリハビリ訓練の仕事をしており、専門性を高めるため研修で休日にも出かけることも。そんな激務のなか、人とのつながりを大事に、ヘタでも楽しくやりたいとの思いで合併後のチーム作りをみんなで進めてきたと言います。 いまチームは、「茨城県予選でライバルの筑西(ちくせい)市を破り、山口(今年の全国大会開催予定地)に河豚(ふぐ)を食べに行こう!」を合言葉に、楽しく練習を重ねています。最後に、このことだけは書いてほしいと要望が。「チームの防御の要である保育士が運動会と重なるので、今年こそ大会が10月第1土曜がある週からズレるといいな〜(笑)」
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