原発に頼らない社会めざす
静岡 7・23ひまわり集会
ひまわりに込めた願い
世界一危険 浜岡原発は永久停止・廃炉に
収束のめどが見えない福島第一原発の事故で、原子力発電所に対する国民の不安が広がっています。特に注目されているのが、政府の要請を受け入れて停止した静岡県御前崎市の中部電力・浜岡原発と、「やらせメール」問題が発覚した佐賀県東松浦郡玄海町の九州電力・玄海原発です。
いま「原発はいらない」と全国各地で自治労連も住民とともに共同のとりくみに立ち上がっています。
主張
被災地に予算をまわせ 最賃闘争各地で旺盛に
核兵器のない世界を
いのち、くらし、平和を守ろう
被災者の生活再建を第一に
7月25日、第2次補正予算が成立しました。2兆円予算のうち、4割の8000億円が予備費であることは大きな問題点であり、優先されるべき被災者の生活再建が不十分と言わざるを得ません。また最大の欠陥は、「東京電力を救済するため、何度でも国民の税金を投入することができる予算措置」になっています。一方、7月26日「中央最低賃金審議会」は、最低賃金(現行時給平均730円)の引き上げ目安額を全国加重平均で6円と答申しました。現行制度になった2002年度以降、過去最高の引き上げ幅となった前年度の17円に比べ、小幅にとどまりました。しかし、使用者側が東日本大震災を口実に押さえ込もうとしたことに対し、私たちの運動で一定打ち破ったことに確信を持ち、今後各地方での審議会に向けた運動の強化が求められます。
故郷に戻るまで頑張る自治体
自治労連が福島の14市町村を激励、懇談
福島原発事故から5カ月。いまなお原子炉等の安定冷却には程遠く、放射性物質(死の灰)の放出は止まず、大規模で深刻な環境破壊が続いています。自治労連・野村幸裕委員長、福島県本部・笠原浩委員長らは、7月上旬、福島県内の14市町村(避難先含む)を訪ね、全国から寄せられた義援金を手渡し激励、懇談しました。
「原発なくそう!もう一度自然豊かな福島県を」
福島市・街なか広場
全県集会に県内各地から1000人以上(6月25日)
原発事故の収束めどが立たないなか、ふくしま復興共同センターの呼びかけで6月25日、「原発なくそう!もう一度自然豊かな福島を」との集会が福島市・街なか広場で行われました。雨のなか1000人が参加し、東電と国への原発事故の早期収束と全面補償、福島原発の廃炉などを強く訴えました。
被災地HOTホッとレポート
岩手・大槌町職/陸前高田市
岩手・大槌町職
「コンテナ書記局」が職員・組合員の安らぎの場に
役場庁舎が全壊し、「組合書記局」も跡形もなくなりました。大槌町職は、岩手自治労連の応援も得て、7月9日に建て替えをし、「コンテナ書記局」を設置。職員・組合員の安らぎの場になっています。
公務員賃金引き下げは不当
各地で支持・共感広がる
公務員賃金引き下げの特例法案は、いまだ国会審議がされず8月末の会期末を迎えます。各地で地方自治体や地元選出国会議員への要請行動がとりくまれ、その不当性が明らかになり、私たちの要求や運動への支持と共感が広がっています。
高齢期雇用をめぐって
定年延長問題を考える
人事院は、定年延長制度について、9月下旬の勧告に合わせて「意見の申出」予定し、7月下旬には労働組合に「素案」を示すとしています。働き続けることのできる職場実現、高齢期雇用をめぐる定年延長問題について考えます。
定年延長の3つの狙いは、(1)少子高齢化のもとで、熟練で、従順な安い労働力を確保すること、(2)公的年金制度改悪に道を開く口実づくりにしようとするもの、(3)「雇用と年金の接続」における国の責任を意図的にあいまいにしようとするものです。
山口 かじみつ園で勝訴
最高裁「解雇無効と謝罪文の提示を」
社会福祉法人「員光園(かじみつえん)」が提訴していた「安立裕子委員長解雇事件」と、「中労委命令の取消を求める事件」で、最高裁判所は6月16日に員光園の「上告」及び「上告受理申立て」をいずれも棄却する決定を下し、労組への不当労働行為をしないとする誓約書の提示と安立委員長の解雇無効が確定しました。
米軍ヘリパッド建設を許すな
―おきなわ公務公共一般青年支部―
豊かな自然と静かなくらしを守れ
沖縄本島北部の東村高江(ひがしそんたかえ)。天然記念物のノグチゲラやヤンバルクイナなども多く生息している豊かなブロッコリーのような森は、ヤンバルと呼ばれる本島の水がめ。県内最大の米軍施設・北部訓練場がここにあります。
高江には約160人の住民がくらしていますが、この小さな集落を囲い込むように、米軍と沖縄防衛局はヘリパッド(ヘリコプター着陸帯)を6つ建設する工事を強引に進めようとしています。
9000人の声からみえてきたものは
愛知・名古屋市職労
減税よりも子育て支援、介護の充実
生活アンケート報告集会
今年2月、河村たかし市長は「議会改革(議員報酬800万円)」を売りに再登場しました。しかし、自ら党首を努める「減税日本」の団長が、当選後早々に交通費名目の費用弁償をこっそり受け取り辞任。薬事法違反で2人が厳重注意など失態をさらしています。河村市長は、知事と市長を本部長とする「中京独立戦略本部」を立ち上げ、財界主導による道州制の推進を企んでいます。
自治労連第18回全国囲碁将棋大会
神奈川県湯河原町
囲碁 関東甲越ブロックAチーム(神奈川)
将棋 近畿ブロックAチーム(大阪)
ともに全勝し初優勝
自治労連第18回全国囲碁将棋大会が7月8日〜9日、神奈川県湯河原町で開催されました。今大会では、東日本大震災を受け北海道・東北ブロックが欠場となり、同ブロックの佐藤一則議長からのメッセージが開会式で読み上げられました。
予選で勝ち上がった57人は、3人で1チーム、4回戦のトーナメント方式で熱戦を繰り広げました。
囲碁は、関東甲越ブロックAチームが4回戦すべてに勝利し、神奈川の選手によるチームとして初優勝を果たしました。
将棋は、これまでの大会で地道に勝ち星をあげてきた近畿ブロックAチームが優勝。大阪の選手による編成チームとして初優勝しました。
第19回自治体労働者の労働安全衛生・
職業病全国交流集会
7月9日〜10日 滋賀・大津市
孤独・過重労働がすすむ自治体職場の改善へ
――労安活動と組合活動を一体にすすめよう
自治労連は7月9〜10日、滋賀県大津市内で第19回自治体労働者の労働安全衛生・職業病全国交流集会を開催、160人が参加しました。全体集会では、産業医の阿部眞雄先生による記念講演「自治体の現状と働き方」をはじめ、特別報告、基調報告があり、分科会ごとにとりくみの交流を行いました。
第31回自治体にはたらく女性の全国交流集会
6月25〜26日 岡山・倉敷市
つなげる ひろげる未来は変わる
集まって学んで語り合い、1年分の運動のエネルギーをもらえる場「自治体にはたらく女性の全国交流集会」が6月25〜26日に岡山県倉敷市で開催され、のべ761人が参加しました。
全体会では、神戸市水道サービス公社労組の「水道検針業務民間委託化とのたたかい」他2つの運動が報告されました。岡山の公民館活動から生まれた、市民劇団「ドラネコ座」ミュージカルには「私もやってみたい」と共感の声が。
今月の連載・シリーズ
第131湯
小さな盆地に広がるのどかな田園風景 京都市・大原温泉
(133)
第114館
第3品