12国民春闘スタート
大企業は社会的責任を果たせ
内需拡大・景気回復・震災復興は
賃上げ、雇用と福祉の充実で
日本経団連は1月23日、「賃上げは論外、1%の賃上げ要求すら認識が甘い」などと言いたい放題の経営労働政策委員会報告を発表しました。大企業は、内部留保が266兆円もありながら、消費税増税、法人税減税を要求しています。1月17日、全労連・国民春闘共闘は、12春闘宣言行動として「大企業は社会的責任を果たせ」と経団連包囲のデモ行進・要求行動を行い、全体で500人が経団連に職場からの要求をぶつけました。
主張
2012年国民春闘
「構造改革」を許さず、安心して働き、くらせる職場・地域を
2012年国民春闘のたたかいがはじまっています。
野田民主党政権が「構造改革」の政治に回帰・暴走するもとで、12国民春闘は、各分野で国民の運動が広がっています。原発ゼロをめざす運動では、全国各地で従来にない共同が広がり、浜岡原発廃炉を求める署名は11万筆を超えました。
2012年国民春闘 国民のくらし雇用をまもれ
消費税増税、TPP参加阻止の世論を結集しよう
「社会保障・税一体改革」やめろ
国会開会日行動に500人がデモ
消費税増税と社会保障切り捨ての「一体改革」阻止や、衆議院比例定数削減阻止、住民本位の被災地復興、TPP参加阻止、労働者派遣法抜本「改正」、国家公務員賃金削減法阻止、労働基本権回復と民主的公務員制度確立などが課題となる第180回通常国会が1月24日に召集されました。会期は150日間、6月21日までの予定です。民主党政権のマニフェスト投げ捨てを許さず、国民との共同の運動で、生活改善を求める重要な国会です。
全国各地から新春宣伝
福岡・愛媛
雇用と賃上げでみんな元気に
福岡
年明け早々に福岡で新春宣伝行動がとりくまれました。1月6日には福岡地区で19人、1月10日には北九州地区で21人が参加しました。博多駅筑紫口などで、国民春闘共闘の呼びかけに呼応した行動を展開、福岡自治労連からも4人が参加しました。
▲博多駅筑紫口での宣伝行動
愛媛県庁などで12春闘を呼びかけ
愛媛
1月13日、愛媛県庁など3カ所で新春早朝宣伝行動が展開されました。
愛媛春闘共闘会議の田福議長は「10年以上賃金が下がり、非正規雇用が増大した国は日本だけ。愛媛の労働者の賃金は全国平均より月額5万2000円も低く、県民所得は全国39位に落ちこんでいる。12春闘では内需拡大でくらしと地域経済を立て直し、大増税・TPP反対、社会保障拡充、原発ゼロの日本と愛媛をつくろう」と呼びかけました。
夕方の旗開きでは、元周桑病院職員分限免職撤回闘争原告団が裁判支援を訴えました。
▲県庁前で宣伝行動をする愛媛春闘共闘会議の仲間たち
12春闘要求アンケート
中間集約と分析
12春闘要求アンケートは、1月21日現在、単組・地方組織の奮闘で4万3011人分が集約されました。長引く不況や経済不安のもとで下がり続ける賃金を反映し、賃金引き上げで生活改善を求め、厳しい人員削減のもとで悪化する労働環境を改善したいという切実な声があふれています。12春闘では、切実な要求実現のため、みんなで奮闘しましょう。
反対世論をさらに大きく広げよう
問題だらけの「子ども・子育て新システム」
山口・宇部市職労 1月22日に学習会
山口・宇部市職労保育園支部は、市内にある組合・団体で実行委員会をつくり、「問題だらけの新システムNO!学習会」を開催しました。学習会には、私立・公立保育園、幼稚園関係者、保護者、教職員関係者など、200人を超える参加がありました。
戦争準備はヤメテ
日米共同指揮所演習反対集会に800人
兵庫自治労連
1月22日、「ストップ!ヤマサクラ61大集会」が伊丹市昆陽池(こやいけ)公園で開催され、84団体800人が参加しました。
61回目の日米共同指揮所演習(ヤマサクラ)が1月24日から13日間、陸上自衛隊中部方面総監部のある伊丹駐屯地で行われます。この演習は、自衛隊とアメリカ陸軍のコンピューターによる実践さながらの共同図上演習です。
▲「怒」の文字で集会アピールを採択
TPPで復旧・復興どころか壊滅に
岩手自治労連が反対署名行動
「いわて食・農ネット」(岩手自治労連が加入)では1月12日に盛岡市内で新春宣伝行動を行いました。岩手自治労連の佐藤一則委員長は「これまでの運動の積み重ねで、TPP反対の世論は、農業にとどまらず幅広い分野にわたって共通の思いになってきている」と強調し、「東日本大震災や原発事故からの復興と両立しないTPP参加を阻止するためにも、県民世論をさらに高めよう」と訴えました。
▲「TPP反対の県民世論を高めよう」と街頭で宣伝する「いわて食・農ネット」のみなさん、左端は佐藤一則委員長
どうなる高齢期雇用と定年延長問題 シリーズ(2)
定年延長制度の問題点と課題とは――
誰もが納得の高齢期雇用を
雇用と年金の接続の重要性からすれば、人事院の「意見の申出」は一定の評価に値するものです。しかし、これを受けた国家公務員制度改革推進本部は民間の状況等に「配慮」し、現時点で「定年延長」という方針を定めているわけではありません。シリーズ第2回は、高齢期雇用の課題について考えます。
私たちも自治労連の仲間
新規加入組合紹介
「自治労連第44回中央委員会」(1月26〜27日、京都市開催)で承認された8組合の新しい仲間を紹介します。