〔31〕 試行錯誤することが写真撮影の面白さ
2017年1月号 Vol.518
試行錯誤することが写真撮影の面白さ
京都府職労連 大下 真一(おおした しんいち)さん
▲相棒を両手にニッコリ
昨年5月の京都総評メーデー写真コンクールで堂々の「大賞」を受賞した大下さん。大賞受賞となると、これはスゴ腕の持ち主に違いない、と意気込んで話を聞くと「カメラを始めたのは一昨年6月からで…」と予想外の返答にビックリ。「いとこの結婚式で実家のカメラを使って写真を撮っていたのですが、妹が撮った写真がべた褒めされているのを見て、『なんか悔しい。もっとうまく撮りたい』と思いました。それとただ単純に写真を撮ることが楽しくて」と振り返ります。
そこから一気に写真とカメラにのめり込みます。「2週間もしないうちに自分のカメラが欲しくなって買っちゃいました(笑)」。いわゆる衝動買いですが、今では欠かせないアイテムに。「色んなところに持ち歩くようになって、うまくぼかすことができるようになってきました。やっぱり面白い!」
今は躍動感ある写真が撮りたい、とスポーツ写真に挑戦中です。失敗ばかりと言いますが、いつか必ず、とめげません。実は昨年11月のスーパームーンも撮影したかったようですが、当日はあいにくの曇り空。「月を撮るために活躍するレンズを用意していたので残念でした。でもその日は残業だったのでどっちにしてもダメでした」とオチ付き。
そんな大下さん、「参加するより運営する方が好き」と現在、自治労連青年部役員として奮闘中。忘れられないとりくみがあります。昨年の新規採用者歓迎会の時期、給与学習会に続く交流会で、京都自治労連青年部の新歓企画スプリングフェスタへの参加の呼びかけがありました。大下さんは、「多くの新採の仲間がそれに応えて参加し、学習会からフェスタ、そして組合加入にもつながったことがとてもうれしかった」と笑顔で語ってくれました。
あらためて写真とカメラの魅力を聞くと、「最初は簡単と思っていたけど思うように撮れない。被写体との距離を詰めたり、レンズ選びに悩んだり、なにくそ!と思っているうちに楽しくなってきました。自分が思った写真が撮れるとすごくうれしいし、こんな写真が撮りたい、あんな写真を撮ってみたい、と思って試行錯誤する。それが魅力であり、面白さだと思います」
2017年、レンズの先に見る新しい発見と出会いにワクワク心が躍ります。
▲日本トップの規模を誇る大阪のPL花火大会
▲カメラを構える大下さん