【シリーズ157】マラソンで今が旬、今が青春!
2013年11月号 Vol.480
福島公務公共一般労組 大滝史郎さん
マラソンで今が旬、今が青春!
▲7月に岐阜県で開催された「夜叉ヶ池伝説マラニック」に参加し、135㌔を18時間52分で完走した大滝さん。夜叉ヶ池の登山道にある「幽玄の滝」前で
長年、県職共同する会で活動してきた大滝史郎さん。大滝さんの生きがいは「ウルトラマラソン」。ちなみにウルトラマラソンとはフルマラソン以上の距離を走ることを指します。
今から約35年前、大滝さんはフルマラソンへの憧れを抱き、走ることを始めました。しかし、仕事の忙しさもあり断念。その後、45歳での転勤を機に再チャレンジしました。始めは昼休みに職場の近くをランニングする程度でしたが、通勤で使用していた自転車が盗難にあったこともあり、朝夕の往復16キロをリュックを背負って走りました。その1年後には10キロのレースに参加し、49歳の時にはフルマラソンを走れるようになりました。
大滝さんは、自治労連公衆衛生部会の集まりにも数多く参加、「部会の情報があったから、県職共同する会で活動ができた」と話します。初めてのフルマラソンも、部会の集会翌日に京都で開かれた淀川マラソンでした。これまでにフルマラソン51回、ウルトラマラソン60回を記録。走ることで福島県内・外にマラソンの走友ができました。ここ数年は、48時間で260キロを走破する大会にも参加しています。過去2回は時間制限で目標を達成できず、今年こそはとリベンジに燃えています。
もうひとつのライフワークは「献血」。最近では月1回以上のペースで献血をしています。「父親が病気で36本の輸血を受けた。その恩返しがしたかった。おかげさまでこれまで117回の献血ができた。とりあえずノルマは達成。3倍返しだ!」と笑います。
いまではお子さんも自立し、奥さんとの二人暮らし。「真夜中に山中を走るような大会は、何かあったら困るからやめて」と奥さんに言われていると苦笑い。それでもやめられない止まらない大滝さんです。
また、大滝さんは憲法9条を守る思いをもったマラソン愛好者でつくる「ランナーズ9の会」に所属しています。大会では会のTシャツを着て走ります。「平和は何よりも大切。走ることでそれを訴えたい。会のメンバーは県内に自分一人しかいないが、マラソンを通して仲間を増やしたい」と最後に熱く話してくれました。