「浜岡原発再稼働反対」県民の1割36万筆をめざし、県内7カ所で署名活動を展開
静岡自治労連も参加する「浜岡原発廃炉・日本から原発をなくす静岡県連絡会(原発なくす会 静岡)」が加盟する「浜岡原発の再稼働を認めないで!静岡県一斉署名実行委員会」は、昨年9月から静岡県知事宛ての「浜岡原発の再稼働を認めないで!静岡県一斉署名」を取り組んでおり、その署名が今年4月末の時点で10万筆に達しました。「浜岡原発再稼働NO」の県民世論を確実なものとし、一人でも多くの県民の声を県知事に届けるため、8月末の第1次集約に向けて県民の1割である36万筆の達成目標が掲げられています。こうしたなか実行委員会は、6月28日(日)、静岡・浜松など県内7カ所でラストスパート行動を展開しました。
静岡市では市内の繁華街3カ所にて署名宣伝行動に取り組み、労働組合・市民団体・市民有志など約50人が参加しました。マイクを握った静岡自治労連の林克委員長は「政府が原発再稼働の手続きを変更し、再稼働に責任を持たなくなってしまったいま、県知事の同意は最後のハードルだ。『浜岡原発の再稼働を認めないで』の声を川勝知事に届ける一斉署名にぜひ協力してほしい」と訴えました。また、福島原発事故の原因にもなった使用済み核燃料について「浜岡原発には現時点で1万本近い使用済み核燃料=『核のゴミ』がある。中部電力・政府はそれらの処理の目処も立たないまま再稼働させようとしているが、大変モラルに欠いた行為だ。『核のゴミ』をいっそう増やす再稼働は許されないことだ。県民の声で再稼働を阻止しよう」と呼びかけました。1時間半の行動で343筆の署名が寄せられ、世界一危険な浜岡原発は再稼働しないでほしいという市民の意志が示されました。
署名行動に引き続き、青葉公園で集会が開催され、集会冒頭、主催者を代表して静岡地区労連の松川功議長があいさつを行いました。松川議長は「本日の署名宣伝行動でも、多くの幅広い年齢層の市民が、足を止めて署名に協力してくれた。私たちがいっそう精力的に取り組めば、もっと署名を増やすことができる。今日を契機になおいっそう署名に取り組もう。そして県知事が再稼働に対して決して心変わりしないように、県民の声を大きく束ねよう」と話しました。リレートークでは参加者が「浜岡原発廃炉・再稼働阻止」に向けた思いを語りました。集会の最後に「8月末までの2カ月間、全力をあげて署名を集め、県民の総意を示そう」という集会宣言を採択。36万筆の目標達成に向け、署名をやりきる決意を固めあいました。その後、参加者は多くの買い物客らで賑わう繁華街を「浜岡原発再稼働反対」、「再生可能エネルギーへ転換しよう」、「1日も早い被災地の復旧・復興を」、「子どもを守ろう、大人を守ろう」、「若者を戦場に送るな」などのコールをしながらパレード行進を行いました。