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平和といのちと人権を!5.3憲法集会

2000万署名1200万筆を超える!

image003 憲法公布70年の節目の年の5月3日、全国各地で「9条を守れ」「戦争法廃止」と、集会やデモがとりくまれました。

 都内では、臨海広域防災公園にて、「明日を決めるのは私たち」と題し、改憲に反対する「5.3憲法集会」が開かれました。安倍政権の下、立憲主義が揺らいでいることに危機感を感じている人が多いことを反映し、昨年より1万3000人多い約5万人が参加しました。主催は昨年に引き続き、総がかり行動実行委員会です。

 集会では、安全保障関連法反対や脱原発、TPP反対、沖縄の米軍基地の建設反対など、さまざまな立場の人たちが訴えを行いました。101歳のジャーナリストむのたけじさんは自らの従軍記者としての体験を語り、「相手を殺さなければ自分が殺される。死にたくなければ、相手を殺せ。これが戦争の実態だ。戦争を始めてしまったら、とめようがない。憲法9条と同じ条文はどこの国にも存在せず、日本だけが理想を高く掲げている。憲法9条こそ人類に希望をもたらす」と発言。会場に集まった若者や女性の姿に希望を感じたとして「新しい歴史が大地から動きだした。とことん頑張りましょう」と呼びかけました。

image006 辺野古基金共同代表の菅原文子さんは、「自民党の改憲案では『個人』ではなく『人』と書かれている。民主主義の原則である『個人』とどう整合性をつけるのか」と批判。浅倉むつ子早大教授は「現政権はルール無視を繰り返し、堕落している。学問は無力だとしばしばいわれるが、私たちは若者に民主主義の大切さを学問を通じて伝えることができる。若者と一緒に民主主義を育てましょう」と訴えました。集会には、民進、共産、社民、生活の野党4党トップも出席。

 2000万署名が1200万筆を超えたことが発表されると、会場からは大きな拍手が起こりました。集会終了後、「戦争法廃止」「9条壊すな」と書かれたプラカードを掲げ、豊洲と台場の2コースにわかれてパレードを行い「憲法を守れ」と訴えました。

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