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3.1ビキニデー集会 「ヒバクシャ国際署名」を広げ、核兵器廃絶の動きをさらにすすめよう

 日本と世界の反核平和運動、そして国際政治が長年にわたって求め続けてきた核兵器禁止条約への展望が開かれる歴史的局面を迎えています。
 昨年12月23日、国連総会では核兵器を禁止し、全面廃絶にむけて法的拘束力を持つ条約を交渉する国連会議開催の決議を賛成113カ国、反対35カ国、棄権13カ国の大差で採択(日本は反対)されました。
 会議は3月27日~31日と6月15日~7月7日にニューヨークの国連本部で開催されます。昨年4月から提起されたヒバクシャ国際署名。ヒバクシャが生きている内に核兵器の廃絶を実現しようととりくみがはじまっています。
 いま、全国の首長の97%が加盟する平和首長会議で、「ヒバクシャ国際署名」のとりくみ推進に向けて決議も上がり、長野県内のすべての市町村長が、この「ヒバクシャ国際署名」に署名したことや市役所や役場で署名コーナーが開設されはじめています。また、自治体ぐるみで署名にとりくむ動きも出てくるなど、核兵器廃絶にむけて、国内で広がりはじめています。

 こうした情勢のなか、3.1ビキニデー集会が3月27日~3月1日で静岡市内で開催されました。27日は国際交流会議、28日は原水協全国集会、3月1日には久保山愛吉さんの献花墓参平和行進・墓前祭とビキニデー集会が開催されました。自治労連からは、福島副委員長と平野中執が参加しました。また、現地要員など静岡自治労連の仲間が集会成功にむけて多数参加しました。

 2月28日の原水協全国集会・全体会には800人が参加。基調報告にたった安井事務局長は、「核兵器廃絶にむけた国際世論の高まりの到達点を築いてきたのは、何よりも『ふたたび被爆者をつくるな』と被爆の実相を訴え、核兵器の残虐性・非人道性を告発してきた被爆者と日本の原水爆禁止運動、世界諸国民の世論と運動にある。そして、原水爆禁止世界大会を通じて築いてきた、非同盟諸国や核兵器の非人道性から禁止・廃絶を迫る諸国政府との共同・連帯にある。このことに大きな確信をもとう。いよいよ核兵器禁止条約の交渉会議が3月27日からニューヨークの国連本部で始まる。交渉会議が、核兵器禁止条約の締結に向けて、具体的な成果をあげるために、『ヒバクシャ国際署名』を旺盛にとりくみ、世論と運動を大きく結集しよう」と呼びかけました。
 3月1日にアメリカによるビキニ環礁による水爆実験の被害で亡くなった「第五福竜丸」元無線長久保山愛吉さんへの献花墓参行進がJR焼津駅から墓のある弘徳院まで行われ、約1400人が参加しました。自治労連からも核兵器廃絶を願い花輪を手向け、久保山さんの遺影にバラをお供えしました。
以上

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