公立・公的424病院の再編・統合阻止へ⑭ 長野「地域医療と公立・公的病院を守る長野県連絡会」が病院懇談キャラバンを実施
「医療がないと地域に人が住めない。地域が崩壊していく」
長野県内15病院が名指しされたもと、昨年12月15日に、長野県自治労連も参加する「地域医療と公立・公的病院を守る長野県連絡会」が当該病院との懇談キャラバン行動をすすめています。行動には、本間書記長をはじめ、上田市職労、浅間総合病院労組からも参加しました。
院長 「ゆりかごから墓場までの医療を担っている」
2月7日に行われた国保依田窪病院との懇談には、病院側から院長、事務部長、診療技術部長が出席。院長は、「医療がないと地域に人が住めない。地域が崩壊していく」「突然の発表で職員も、地域住民も不安を持たれている。縮小はあるかもしれないが潰れることはないと申し上げてきた」「当院は保健・予防活動、急性期、在宅医療、まさにゆりかごから墓場までの医療を担っていく病院。医師だけでなく職員の皆さんにも活躍していただき地域を守っていくのが大事」。また事務部長は、「組合長(町長)も重々承知しており、この病院は残していかなければならないということは共有している」と話しました。
「立場が違っても地域医療を守る思いは当局も同じ」
12月14日には佐久社保協によるキャラバン行動学習会が開催され、浅間総合病院労組(佐久市)も、名指しは受けなかったものの、地域の医療提供体制を守るため学習会に参加。学習会では佐久市内・周辺の住民や市町村議会議員と再編統合にかかる問題が話され、浅間総合病院労組の代表は、「立場が違っても地域医療を守る思いは病院当局も同じ。地域住民に必要とされる病院であるために、自分自身、自己研さんに努めながら、働き方の問題もあわせ取り組んでいきたい」と語りました。