岩手・久慈「市民のみなさんに、どうやって給食をつくっているか知ってもらいたい」
第8回「久慈給食まつり」(10月19日・20日)を開催(岩手久慈学校給食職組)
10月19日(土)・20日(日)、岩手県久慈市産業まつりの会場である久慈文化センター「アンバーホール」で「久慈学校給食まつり」が開催され、子ども連れの父母や産業まつりを見に来たお年寄りなどたくさんの市民が訪れました。
毎年数百名を超える市民が訪れる「久慈給食まつり」は、今年で8回目の開催となりました。昨年からは組合に加えて事業者である久慈給食協会と共催で取り組んでいます。今年は、NHK朝の連続ドラマ「あまちゃん」ブームもあって、「体験コーナー」は「まめぶづくり」にしました。
訪れた子ども達は、実際に給食センターで使っている「釜」と同じ大きさの「手作りの釜の模型」をみて、「でっけえなぁ」と驚きながら、ヘラなどを動かしていました。この給食まつりを主催する久慈学校給食労職組委員長は「この給食まつりは、7年目を迎えました。始めたころは委託変更などの話があって、雇用がどうなるんだろう。『何とかしなければ』という一心で催しました。今年は、法人改革の問題があって、公的な運営を継続させるように運動を継続しなければと思っています」「今年は、”まめぶ“(※)をメインにしましたが、会場がアンバーホールの中なので『火はダメ』とか『臭いを出すな』とか言われて苦労しました。日頃、子ども達のために工夫して作っているので、きょうは何品かつくってきました。子ども達の食がどうやって作られているのか、何とかアピールしていきたい。」と目を輝やかせていました。また、「盛岡市や一関市でも給食まつりをやってると聞いてるので、見てみたい。」と話していました。
※「まめぶ」とは・・・
「あまちゃん」で一躍有名になった、岩手県久慈市で食される郷土料理。
小麦粉にクルミ、黒蜜を加えて捏ねて丸めたものを「まめぶ」といい、ニンジン、こんにゃく、ゴボウなどが入った醤油仕立ての汁に入った「まめぶ汁」が「あまちゃん」でも登場して話題となりました。